大規模修繕工事における『3つの方式』について

一般社団法人マンション大規模修繕協議会 福岡支部 事務局の坂井隆弘です。
厳しかった夏が終わり、絶好の『工事日和』の今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
私たち協議会は、春セミナーの参加特典である『自主点検同行サポート』と『ミニセミナー』に邁進しております。
今回は、前号で記述しました大規模修繕工事における『3つの方式』について話したいと思います。
おおまかに
責任施工方式
マンション管理会社主導方式
設計監理方式
という3種類の方法があります。
内容を説明しますと、
責任施工方式とは、調査診断・改修設計・予算とのすり合わせから工事の実施までの全てを施工会社に請け負わせる方式です。
マンション管理会社主導方式とは、管理会社に資金計画を含めて全てを委託する方式です。
設計監理方式とは、建築士又は建築士を有する建築設計事務所等を選定し、合意形成までの段階では、調査診断・改修設計・施工会社の選定・資金計画等に係る専門的、実務的な業務を委託し、工事実施段階では工事監理を委託する方式です。(国土交通省「改修によるマンションの再生手法に関するマニュアル」より一部抜粋) 『3つの方式』にはそれぞれメリット・デメリットがあります。その内容を理解したうえで管理組合の合意を取られることをお勧めいたします。 『3つの方式』のメリット・デメリットにつきましては次号に書きたいと思います。 ※平成29年12月2日(土)13:00~『第14回マンション大規模修繕セミナー』を開催いたします。